鳥を見始めたころ水辺の鳥はどれも似通っており識別が難しそうに見えた。それに比べ山野の鳥のほうが分かりやすく思えたのでシギチには興味を持たなかった。自らシギチを見て歩くようになったのは01年年8月頃からで名取、蒲生、長谷釜などにいった記憶があるがいずれも行くのに遠かった。
近くにシギチを見れるところがないか考えた時ふと思いついた場所があった。コアジサシの繁殖場所が近くにないか探していた時、港の工事現場が適しているように見え時々遠くから覗いていたが、そこなら可能性があるのではと。ここは立ちち入り禁止になっており一度も入ったことはなかったが、時々釣り人が入っているのを見かけていたので01年9月2日に初めて入ってみた。今と違って中央の道路には大きなゲートがありそこからは入れなかったので工事現場を見渡す展望台の脇から入った。
入ってすぐはヨシの茂った草原にになっていたが途中から埋め立てられた土が盛られた広い裸地に変わり、さらにその先に水面が見え干潟状の部分が広がっていた。ここにシギチが入っているのが遠くからでも見えた時、見つけたぞという気持ちで興奮したのを思い出す。
この時は手ぶらの状態で入っていたのですぐ引き上げたが翌週からほぼ毎週ここに通うようになった。
鳥見人はもちろん自分ひとりだけ、ここは野鳥の楽園だった。シギチを間近で独り占めにし、図鑑とにらめっこしながら通っているうちにいつのまにか虜になっていた。
わずか数年で最初に見つけたところは小さな淡水系の沼状になり、かっては海だった西側の部分に干潟が出来てたくさんシギチが入るようになったが、古いほうしかなかった01年から03年までの画像の一部を掲載してみようと思う。
腕が稚拙で見にくい写真ばかりだが記録として載せてみた、シギチの他にここでは珍しいマガンとユキホオジロも載せてある。